Intel 第12世代 CPU Core i7 でPCを自作しました。
Intel 第12世代 CPU Core i7-12700 でPCを自作しました。
購入部品
今回、以前 Core i7-9700(第9世代CPU) で自作した PCケースと電源、そしてグラフィックボードは再利用して、次の部品を購入しました。
最新メモリー規格の DDR5 の価格が高すぎるため、DDR4 メモリ対応の ASUS 社マザーボードを選択しました。
【問題】発生!
前回使用した CPU ファンの「白虎 弐」が実装できず、急遽「虎徹 Makr Ⅱ」を購入して、実装しました。
今回の新 CPU のソケット形状 LGA1700 の圧力の関係か、CPU が少し歪む(内側が凹む)ようで、「白虎 弐」や「Intel 純正ファン」のようなプッシュピン方式の CPU ファンが実装できませんでした。
バックプレート方式の「虎徹 Makr Ⅱ」は、実装できました!
購入した ASUS のマザーボードは、新ソケット形状 LGA1700 と旧世代ソケット LGA1151 の CPU ファンも実装が可能な設計になっています。
組み立て
マザーボードに、CPU とメモリーを実装します。
起動(”C”)ドライブにするストレージ、PCI-Express Gen4 対応 M.2 SSD を実装します。
グラフィックボードと CPU ファンを実装し、PCケースに収納します。
すべての配線を行い、完成しました。
性能テスト
今回の CPU i7-12700 は20スレッドで、タスクマネージャーが壮観でした。
まずは、CPU の性能を計測するベンチマーク CINEBENCH R23 の結果です。
前回自作した Core i7-9700 の結果と比較します。
Core i7-12700 | Core i7-9700 |
Core i7-12700 は、Core i7-9700 と比較して、マルチコア:2.72倍 シングルコア:1.54倍と、圧倒的な性能差が出ました。
ファイナルファンタジーXIV ベンチマークで、グラフィック性能も計測しました。
グラフィックカード GTX1660 は再利用しているため、CPU のシングルコアの性能差が結果に表れていると思われます。
Macbook Air (M1)との性能差も掲載しておきます。
Core i7-12700 | Macbook Air(M1) |
Core i7-12700 は、Macbook Air (M1)と比較して、マルチコア:2.71倍 シングルコア:1.23倍と、M1チップに対しても圧倒的な性能差が出ました。
ここでも【問題】発生!しました。
すべての部品を実装してWindows 10を動作させたところ、期待値の性能が得られず、原因を探っていました。色々調べた結果、電源のプランがなぜか「省電力」になっていました。
「バランス(推奨)」に設定変更したところ、上のような性能を得ることができました。
まとめ
第10世代、11世代の Intel CPU は、ライバルの AMD CPU に性能が劣っている現状でしたが、第12世代 CPU は、AMD の同価格帯 CPU に対しても優位性が見られます。
新 CPU のソケット形状 LGA1700 の圧力が強く、CPU が少し歪む問題は私が経験した以外にも、多数報告されていて、時間が経過すると、CPU 冷却に影響が出ることが危惧されます。
しかし、圧倒的な高速動作の CPU として、他社(AMD や Apple)の CPU に対しても優位な状況は、久々のヒットではないかと思われます。
今回約2年半使用している電源を再利用しているため、継続使用すると電源供給に不足が生じる可能性があり、様子を見ながら使用していこうと考えています。
購入部品
Amazon で購入可能です。